塩分摂取量を気にしていますか?摂りすぎない工夫を説明します
調味料の「さしすせそ」ってご存じですか?
さ:砂糖(さとう)
し:塩(しお)
す:酢(す)
せ:醤油(しょうゆ、せうゆ)
そ:味噌(みそ)
この順番で調味料を入れると、料理がおいしくできると言われています。
食塩の過剰摂取が生活習慣病予防の課題のひとつになっている現在、
それ以外の調味料を上手に使うことが大切です。
調味料とは
調味料は、料理や食品に味や香りをつけるだけではなく、
食品の弾力・粘り・つや・保存性など、料理全体を通してのおいしさを左右する重要な食品です。
調味料のもつ味は、味覚と密接な関係があります。
特に砂糖・塩・酢などはそれぞれ、甘味・塩味・酸味といった基本の味と同じ味を持っています。
調味料を上手に使うためには、それぞれの味の性質を知り使いこなしていくことが、
味覚を満足させ料理をおいしく感じさせることになります。
調味料の種類
調味料は基本的なものとして、塩・砂糖・酢・しょうゆ・みそがあり、
さらに、酒・トマトケチャップ・ウスターソース・マヨネーズ・ドレッシング類・
各種たれ類・ルー類・油脂・香辛料・うま味調味料(化学調味料)
なども含まれるため広範囲にわたります。
生活習慣病予防ための課題
生活習慣病の一次予防を目的とした食塩摂取の1日の目標量は、
成人男性10g未満、成人女性8g未満とされています。
しかし平成17年度国民健康・栄養調査の結果では、
成人の1日当たりの食塩摂取量の平均値は11.5g(男性12.4g/女性10.7g)であり、
成人男子の約60%以上、成人女子の約70%以上の人が食塩を目標量以上に摂取していました。
この様に食塩の過剰摂取は生活習慣病予防の課題のひとつとなっています。
調味料に含まれる塩分
私たちの毎日の食事の中で食塩は調味料からの摂取が全体の約7割を占めています。
これは単に「塩」として単独に使用する量だけでなく、
みそ・しょうゆなどあらゆる調味料に含まれている塩分を食塩に換算して評価しています。
毎日の食事で食塩の過剰摂取を防ぐためには、食塩だけに注目するのではなく、
塩分が多く含まれている調味料を知り、
まずはかけ過ぎ・つけ過ぎなどの使い過ぎに注意しましょう。
調味料の上手な使い方
塩分過剰を防ぐためには、食塩の量をただ減らせばよいというわけではありません。
食塩を無理に控えると、料理がおいしくない・食欲が出ない・食事が楽しくないなど、
食生活に悪影響が生じる可能性があります。料理を作るときに塩分の使い方を控えた分、
塩分を含まない調味料の酢などの酸味や香辛料などの香味や辛味、
天然だしのうま味などを利用し組み合わせることで、
味の相乗効果が生まれて美味しく食べることができます。
注意点として手軽に利用できる顆粒のだし類・各種たれ類やルー類には塩分が含まれていますので、
その分を加味して味付けを行うことも必要です。
さいごに
さかのぼること25年。
妊娠中毒症と診断され
(今は妊娠高血圧症候群というんですね)
足のむくみで悩まされていました。
塩分を控えるように言われ
ほぼ2か月、私の味付けはレモンだけだったことを思い出します。
調味料を上手に使い
塩分摂取量を少しでも減らす工夫が必要ですね。