入浴タイミングの理想はここだ!食事・運動・睡眠と時間
「入浴っていつがいい?」「ダメな時間はある?」と、入浴のタイミングが気になる人は多いのではないでしょうか?
この記事では、入浴のタイミングをシーン別に紹介しながら、
体への効果や入ってはいけない時間も紹介します。
毎日のバスタイムを有効的な時間にするために、ぜひ参考にしてください。
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入浴のタイミング
理想の入浴タイミングを食事、運動、睡眠、ダイエット、疲労回復といった目的に合わせて紹介していきます。
今の自分の入浴のタイミングと照らし合わせながら、他によりよいタイミングはないか知りましょう。
食事の効果を高めるタイミング
食事に関係する入浴のタイミングは、食事前と食事後があります。
食事の前に入浴すると、仕事や外出などでついた外の汚れが早く落とすことができ、
サッパリした状態で食事が食べられます。
食事の後に入浴すると、夕食の食器洗いなど家事をすべて終えてから入浴できるので、
落ち着いてお風呂に入れます。
運動の効果を高めるタイミング
運動は汗をかきますので、運動後のお風呂は、体を洗い流しサッパリできます。
運動の30分ほど後に入浴すると、体が温まることやお風呂の浮力作用、
リラックス作用によって、疲れが取れやすくなる効果が期待できます。
またお風呂の温度は40℃未満にすると、体に負担をかけない入浴ができます。
ただし運動直後は、動かした筋肉に血液が集中して疲労物質を排出していますので、入浴は避けましょう。
このタイミングで入浴すると、血が全身にめぐってしまい疲労物質が排出しづらくなってしまいます。
睡眠の質を高めるタイミング
寝る1時間~2時間前の入浴は、睡眠の質を高める効果があるといわれています。
私たちの体は夜になるにつれて体温が下がり、眠りにつきやすい体をつくります。
入浴後は体温が一時的に上がり、徐々に下がっていきます。
2つのタイミングをうまく利用して、入浴後1~2時間の体温が下がるときに布団に入ると、眠りにつきやすくなるのです。
普段眠りにつきづらいと悩んでいる人は、ぜひ試してみてくださいね。
ダイエットに効果的なタイミング
ダイエットに適した入浴のタイミングは食事の前。
入浴すると皮膚の血管が広がり、消化管の血管が縮小することで、一時的に食欲を抑えられ食べ過ぎを予防できます。
また入浴は体が温まり代謝がアップすることから、ダイエットをサポートすると注目されています。
代謝がアップすることで汗をかきやすくなり、汗と一緒に毒素も排泄しやすい体がつくれます。
疲労回復によいタイミング
1日のたまった疲れがとれる入浴のタイミングは、寝る1時間~2時間前です。
朝起きたとき、昨日の疲れがとれてスッキリした目覚めを得るには、質の高い睡眠が必要です。
寝る1時間~2時間前に入浴すると、布団に入るタイミングで体温が下がり、眠りにつきやすくなります。
入浴の時間によって体への効果は違うのか?
どのタイミングで入浴しても、血のめぐりがよくなり体が温まる、リラックスできるといった期待できる効果は同じです。
その他の体への効果の違いがあるのかを紹介します。
- 食前
- 食後
- 朝風呂
- 夜風呂
食前
食前の入浴の体への効果は、消化管への血のめぐりが一時的に低下するため、食べ過ぎを予防できます。
ただし「お風呂に入ってからのご飯は汚い」という意見もあります。
料理や食事のニオイが体につくことが気になる場合は、食事の前よりも食事の後に入浴したほうがスッキリできるでしょう。
食後
入浴のタイミングを食前と食後に分けると、食後に入浴する方が多くいます。
ただし食事直後の入浴は、避けたほうがよいです。
消化のために胃腸をめぐっていた血が全身にめぐってしまうと、消化不良を引き起こすことや「気持ち悪い」と感じることがあります。
また消化不良によって代謝が下がるので、「食後の入浴は太る」といわれることも。
食後にお風呂に入るなら、30分~1時間は空けて入りましょう。
朝風呂
1日のスタートに入る朝風呂は、体が活動モードに入りやすくなります。
ただし夜風呂に推奨される38℃~40℃のぬるま湯で15分つかると、活動モードではなくリラックスモードに入りますので、
少し熱めのお湯にして短時間で済ませましょう。
また寒い日の朝、布団で温まった体で冷えたお風呂場に行くと、
血管に負担がかかってヒートショックを引き起こすことがあります。
そのため脱衣所やお風呂場を温め、なるべく温度差がない状態にしてから朝風呂を楽しみましょう。
夜風呂
眠る1時間~2時間前に入浴する夜風呂は、1日の疲れがとれ、良い眠りにつける効果が期待できます。
朝風呂を好む人も、夜風呂を取り入れると翌日スッキリした状態で目覚められるのでおすすめです。
おすすめの入浴時間
体に負担がかかりにくく、効果を実感しやすい理想的な入浴時間は15分です。
「15分も入浴できない」という人は、5分でも入浴してみましょう。
また長い時間(1時間、2時間)入浴を楽しんでいる人もいるのではないでしょうか。
長い時間の入浴を楽しむときは、体に負担がかからないように半身浴がおすすめです。
また入浴中は汗をかきやすいので、入浴中の水分補給も忘れずにしてください。
入浴を避けたいタイミング
ここまで入浴のタイミングと体への効果を紹介しましたが、体調や時間帯によっては入浴を避けたいタイミングがあります。
ここからは、入浴を避けたいタイミングを紹介します。
飲酒後
飲酒後のお風呂は、酔いがまわりやすくなったり、血圧が下がって脳や心臓に影響を及ぼしたりするので避けましょう。
飲酒するとアルコールを分解するために血液が肝臓に多く送られますが、お風呂に入ることで全身にめぐってしまいます。
また飲酒後は血圧が下がりやすく、お風呂も血圧が下がりやすくなるため危険です。
風邪をひいているとき
風邪をひいているときは、体調をみて入浴を避けましょう。
高温の熱があるとき、体を動かすのがつらいときは、入浴によってさらに体に負担がかかります。
そこまでの風邪ではないときは、38℃~40℃のぬるめのお湯で、短時間で済ませましょう。
入浴前後の水分補給をすること、湯冷めしないように脱衣所や部屋を暖めることもしてください。
入ってはいけない時間
お風呂に入ってはいけない時間は、アパートやマンションにお住まいの場合、夜のお風呂は24時までに済ませましょう。
就寝している時間帯は、シャワーの音や水が排水溝を流れる音などが響きやすいです。
またお風呂に入ってはいけない時間に関して、おばけを心配に思うかもしれません。
昔は丑三つ時といわれる深夜2時から2時半はとても静かで、おばけが出そうだといわれていました。
加えて、陰陽五行思想では、丑三つは北東(鬼門)でおばけの通る方角だといわれていました。
しかし今では深夜2時に起きている人もいますし、陰陽五行思想は時間でなく方角をさしていることから、
お風呂のおばけは気にされなくても大丈夫です。
とはいえ、深夜帯のお風呂は音が響き近所トラブルに繋がることがありますので、控えると安心です。
入浴のタイミングの違いを感じてみよう
入浴のタイミングによって、実感できる体の効果も違います。
ここでは、体の効果からみる入浴のタイミングを紹介します。
食欲のコントロール
食欲を抑えられる入浴のタイミングは食事前です。
食事前に入浴することで、皮膚の血管が広がり消化管の血管が縮小するため、一時的に食欲を抑えられます。
食べ過ぎを予防したい人には、おすすめの入浴のタイミングです。
疲労回復の効果
疲労回復の効果を得るには、運動30分後の入浴がおすすめです。
全身が温まることに加えて、浮力作用、リラックス作用によって疲労回復効果が期待できます。
また1日の疲れをとるには、眠る1~2時間前の入浴がおすすめです。
睡眠の質を高める
睡眠の質を高めるには、眠る1~2時間前に入浴しましょう。
眠るタイミングで体温を下げられますので、睡眠の質が高められ、翌日はスッキリした状態で起きられます。
ただし、布団の中でのスマホは眠りを妨げてしまいますので、控えましょう。
自律神経を整える
自律神経を整える入浴のタイミングは夜風呂で、特に眠る1時間~2時間前がおすすめです。
自律神経は交感神経と副交感神経のバランスをとりながら、24時間動いています。
自律神経のバランスを整えるには、日中は交感神経が優位になるように、
夜間は副交感神経が優位になるような生活を送ることが大切です。
夜お風呂にゆっくり入ってリラックスすると、副交感神経が優位になることで心身が休まりやすく、自律神経を整えられます。
免疫力を上げる
免疫力を上げる入浴のタイミングは、質の高い睡眠と同様に、眠る1時間~2時間前がおすすめです。
質の高い睡眠は、心身の疲れがしっかりとれるので、免疫力アップに繋がります。
また全身を温めることで免疫力が上げられますので、肩までしっかり湯船につかりましょう。
まとめ:入浴のタイミングを変えてお風呂時間を有効に使おう
入浴のタイミングによって体への効果も変わってきます。
食欲のコントロールや疲労回復、質の高い睡眠、健康保持など、さまざまな効果が期待できます。
入浴で得たい効果を考えながら、入浴のタイミングを考えてみてください。
お風呂時間を有効に使えるので、日々のお風呂時間がより楽しくなることでしょう。
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